Maccyが制限するのは「何件覚えるか」であり、「1件あたりの大きさ」ではありません。デフォルトでは200件を保持し、「設定 → Storage → Size」で最大999件まで増やせます。長いテキストが省略されるのはメニューのプレビュー上だけで、中身は丸ごと保存され、ペーストも全文で行われます。
TL;DR
- 履歴件数の上限:デフォルトは200件、最大999件まで変更可能。
- プレビューの上限:メニューのタイトルやプレビューが切り詰められるのは表示上の都合だけ。
- 1件あたりのサイズ:公式に明記された固定の上限はなし。現実的な天井を決めるのは、macOSのペーストボードの挙動、搭載メモリとディスク容量、そしてコピー元アプリ。
- 「消えた」と感じるケースの大半は、サイズ制限ではなく、Storageの保存タイプの切り替えか、Ignoreルールが原因。
「クリップボードのサイズ制限」が3つの別物を指すのはなぜ?
この言葉で検索する人が困っている状況は、たいてい次のどれかです。見た目はどれも「Maccy Appがコピーしたものを失くした」で同じですが、対処法はまったく違います。まずは自分がどれに当たっているのかを切り分けましょう。
| 見えている症状 | 実際の原因 | 対処する場所 |
|---|---|---|
| 古いアイテムが消える | 履歴の件数上限に達した | 設定 → Storage → Size |
| 長いテキストがリスト上で途中までしか見えない | 表示上の省略であり、データは失われていない | ホバーでプレビューを見る、または実際にペーストして確認 |
| 大きな画像やファイルがいつまでも表示されない | 該当のコンテンツタイプが無効、またはコピー元アプリがペーストボードに載せていない | 設定 → Storage → Save(Files / Images / Text) |
| 特定のアプリからのコピーだけ記録されない | Ignoreルール(アプリ、ペーストボードタイプ、正規表現) | 設定 → Ignore |
Maccyには何件まで保存できる?
ユーザーが実際に触れる「本物の上限」は、履歴の件数だけです。Maccy Mac → 設定 → Storageを開くとSizeという項目があり、デフォルトは200、上限は999です。この数を超えると、ピン留めしていない古いエントリから順に押し出されます。
知っておくと便利なポイントをいくつか挙げます。
- 同じものを2回コピーしても、2枠は使いません。重複を追加せず、既存のエントリを先頭に戻す動作になります。「Sort by」(最後にコピーした時刻、最初にコピーした時刻、コピー回数)の設定によって、見え方が変わります。
- ピン留めしたアイテムは残り続ける前提の機能です。毎日使い回すスニペットは、ピン留めしておくのが最も安全です。
- 件数を増やすほどコストも増えます。スクリーンショットだらけの999件は、短い文字列の999件とは比べものにならないほど容量を食います。Maccyが重いと感じたら、アプリのせいにする前に、件数を減らすか画像の保存をオフにしてみてください。
1件あたりの最大サイズはある?
私の知る限り、1件の大きさに関する公式なハードリミットは確認できません。適当な数字をでっち上げるより、はっきりそう言っておきます。実際の天井を決めているのは、次の3つです。
- コピー元のアプリ。Maccyが保存できるのは、アプリが実際にmacOSのペーストボードへ書き込んだものだけです。アプリによっては、実データの代わりに短いプレビューやデータの「プロミス」だけを載せることがあり、特に巨大な画像やファイルで起こりがちです。
- 関わるペーストボードタイプ。1回のコピーに、プレーンテキスト、RTF、HTML、画像など複数の表現が同時に入ることがあります。そのため、リッチな内容は見えているテキストの量より重くなります。
- お使いのマシン。メモリとディスクです。数百MBものデータをコピーすれば、どんなクリップボードマネージャでも負荷がかかりますし、そもそも良い使い方ではありません。
とても大きなもの(巨大なログファイルや数MBのJSONなど)をコピーするなら、先にサンプルで試してください。コピーしてMaccy Clipboardを開き、プレーンテキストエディタにペーストして、元データと長さを比べるだけです。30秒で済み、どんな仕様書よりも確かなことがわかります。
Maccyのメニューで長いテキストが途中で切れて見えるのはなぜ?
これが最もよくある「誤報」です。Maccyはメニューを読みやすく保つため、各エントリのタイトルを短くします。見えている長さを超えた部分は省略記号に置き換わります。これは表示の話であって、保存の話ではありません。全文はちゃんと保持されていて、ペーストすれば全部入力されます。
見え方に影響するコントロールは2つあります。
- 設定 → Appearanceには、アイテムをどこまでプレビューするかに関するオプション(画像プレビューの高さや行数など)があります。
- アイテムにカーソルを重ねてしばらく待つと、より長いプレビューが表示されます。
上級者の中には、defaults writeで非公開のタイトル長の値を調整する人もいます。ただし、現行バージョンでのキー名は確認できていないため、使う前にMaccyのリポジトリのドキュメントで確かめてください。
大きな画像やファイルがMaccyに表示されないのはなぜ?
サイズを疑う前に、次の順番で確認しましょう。
- 設定 → Storage → Save。Maccyでは保存するコンテンツタイプとして、ファイル、画像、テキストを選べます。画像がオフなら、どんなに小さなスクリーンショットでも一切表示されません。
- 設定 → Ignore。特定のアプリ、ペーストボードタイプ、正規表現に一致する内容を除外できます。パスワードマネージャーは通常、意図的に除外されますが、これは仕様どおりの正しい動作です。
- コピーそのもの。別のアプリを開いてペーストしてみてください。そちらでもペーストできないなら、問題はMaccyより手前のコピー元にあります。
Maccyにもっと(あるいはもっと少なく)保持させるには?
| 目的 | 設定 | トレードオフ |
|---|---|---|
| より長く記憶させたい | Sizeを999に近づける | ストレージ使用量が増え、一覧がやや長くなる |
| 動作を軽くしたい | Sizeを下げ、Imagesを無効にする | 古いコピーが早く消える |
| 大事なスニペットをずっと残したい | ピン留めする | ピン留めは手動 |
| プライバシー最優先 | 終了時に履歴を消去、Ignoreルールを活用 | 長期的な履歴は残らない |
Maccyはローカルファーストなので、保存されるデータはすべてあなたのMacの中にとどまります。履歴を増やしても、外部に出ていくデータが増えるわけではありません。増えるのは、手元のディスク上のデータだけです。
まとめ:実際に確認すべきこと
何かが「消えた」と感じたら、原因はほぼ、履歴の件数、無効になっているコンテンツタイプ、Ignoreルールのどれかです。サイズ制限が原因であることは、まずありません。まずStorage、次にIgnoreを確認し、それでもだめなら別のアプリでコピー自体を試してください。あなたの場合は、どれが原因でしたか?
Maccyは無料のオープンソースソフトウェアです。ダウンロードはmaccy.appから。
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Maccyが制限するのは保存件数で、1件のサイズではありません。200件/999件の履歴上限、テキストが途中で切れて見える理由、アイテムが消える原因を解説します。
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